2017冬ドラマ感想

20代シングルマザーが2017冬ドラマの感想を書いていきます!

「嘘の戦争」第3話のあらすじ後編、視聴方法まとめ

drama2017.hatenablog.com

 

■第3話のあらすじ〈後編〉

 

三輪のため、一緒になって張り込みを続けた浩一は、

あることを語りだした。

 

「実は俺、子供の頃ひどい嘘をついたことがあるんです。

絶対についちゃいけない嘘だったのに。

今妻子に逃げられて1人なのは、

あの嘘の報いなんじゃないかって、時々思うんですよね~。」

 

 

「報い、か。」

三輪はぼそりとつぶやき、考え込んでいる様子だ。

 

・・・

結局張り込みの成果は無し。

帰路につく浩一たちは、2人組の男がつけていることに気づく。

 

カメラでいきなり撮影し始めた2人にカッとなった三輪。

思わず殴りかかったが、その相手は何と週刊誌の記者だった。

しかも、暴行現場を動画で撮られてしまったからバツが悪い。

 

だが、どうやらこれも、浩一の作戦の一環らしい。

 

・・・

自宅に到着した2人を三輪の妻が出迎える。

しかし、疲労と怒りで判断力の低下した三輪は八つ当たり。

妻に大声で怒鳴り散らしてしまう。

 

部屋へと立ち去った三輪を茫然と見送る妻に、

浩一は実家へ帰るように提案した。

 

・・・

次第に冷静さを取り戻した三輪は、

ついに自分の罪を告白し始める。

 

「私も昔、罪を犯したことがある。

捜査上のことだ。ある捜査を妨害して、証拠を隠ぺいした

これはその、報いなのかもしれないな・・・。」

 

深いため息をつきうなだれる三輪を、浩一は鋭い目で見つめるのだった。

 

・・・

徹夜明けで、精神的にも追い詰められた三輪に、

浩一が喫茶店で休むよう提案。

「エスカレーターで先に向かっててください。」

 

うつろな表情で歩く三輪は、

浩一の作戦通りエスカレーターに乗り込んだ。

 

前方にはミニスカ姿のハルカがいる。

カズキがすれ違いざま、三輪のカバンに携帯電話を入れたところで、

作戦準備は完了だ。ハルカが警備員を呼んだ。

 

「この人に盗撮されました!」

 

呆然として否定する三輪。

しかし警備員は、三輪のカバンに入っていた携帯電話を確認。

カズキが仕込んだ偽の携帯には、案の定ハルカを背後から盗撮した画像が入っていた。

 

まだ呆然としている三輪だったが、混乱した表情で話しはじめた。

「君、一色君の奥さんだろ・・・?」

 

長年刑事として働いてきた三輪には、どうやらハルカの変装が通用しなかったようだ。

 

「何言ってんのあんた、早くつれてって!」

ハルカも三輪に対抗する。

 

「俺は盗撮なんてやっていない!」

大声で否定する三輪に、警備員が言った。

 

「嘘はいけないよ、あんた。」

 

このセリフ、実は30年前に三輪自身が言ったことば。

 

幼い浩一に無理やり嘘の供述をさせた時の言葉だった。

 

 

何かを察した三輪は、下のフロアにいるはずの浩一を大声で探す。

「一色君!一色君!!」

 

 そして、うつろな顔で柱にもたれかかる浩一を発見したのだった。

 

名を呼ばれても全く反応せず、自分を無表情で見つめてくる浩一。

 

「まさか・・・?」 

 

顔を覚えるのが得意な三輪は、

ついに幼年時代の浩一の顔を思い出したのだった!

 

三輪は、自分を見つめてくる浩一の表情からすべてを悟った。

 

浩一が昔ついた、絶対についちゃいけない嘘。

あれは、俺が強要させた証言のことだったのか・・・

 

言葉は発していないが、浩一からは静かに燃える復讐の意思、そして深い絶望が伝わってくる。

 

衝撃の渦中にいた三輪だったが、警備員の声にハッとしてその場から逃げ出したのだった。

 

それを見送った浩一の目からは涙がこぼれた。

 

何とか逃げ出したものの、深い後悔の念から思わず自殺しそうになる三輪。

しかし、そこに現れたのは二科隆だった。

 

・・・

 

車中、隆が三輪に状況を説明する。

「30年前の事件に関わった人が狙われているんです。」

 

そして、隆はある写真を取りだした。

 

「この男を見たことはないですか?」

 

その写真は、何と浩一の写真だった。

 

・・・

隆から呼ばれ、二科コーポレーションに向かった浩一。

 

その一室には隆だけでなく、楓も来ていた。

 

「楓や兄に近づいたのは、何か裏があるんじゃないか?

今からそれを聞かせてもらう。」

 

そして、部屋に入ってきた1人の男性は・・・三輪刑事だ!

 

隆は話し続ける。

 

「三輪さん、あなたの前でこいつは別の名を名乗り、近づいてきませんでしたか?」

 

戸惑う楓がつぶやく。

「何言ってるの?」

ここでついに三輪が口を開いた。

 

「長年刑事の仕事をしてきた。

人の顔は忘れない。たとえ服装を変え、名を変えようとも。」

 

「いや、この人は違う。会った事もない。

この人とは、今初めて会った。」

 

「そんな!この人のせいで、あなたはだ大変な目に合ったんじゃ?」

隆は、正直信じられないといった表情だ。

 

しかし三輪は静かに続ける。

 

「この騒動は、私自身が招いたものだ。報いだよ。過去に犯した罪の。」

 

うつむき気味に話していた三輪は、ここで浩一の目をしっかりと見つめて語りだした。

 

「私の娘は生まれながら心臓に問題があって、心臓移植しか選択がなかった。

ある人が、アメリカで移植できるよう手配してくれると言ってきた。

わたしはそのために罪を犯した・・・。

 

だが、結局手術は間に合わなくてな。沙織はたった1歳で・・・。

私は大きな罪を犯した。取り返しのつかない罪を・・・。

だからこれは、報いなんだよ。悪かったね、人違いで呼び出されて。」

 

三輪を見つめる浩一の表情は変わらない。

しかしその眼には、確かに深い怒りが宿っている。

 

三輪はこらえられず涙をこぼす。

「本当に申し訳なかった。」

 

何度も謝り、深く頭を下げる三輪。

浩一はかがみこみ、肩に手をかけた。

 

「いいんですよ。誤解が解けてよかったです。

俺、嘘つきって呼ばれるのが大嫌いだから。」

 

静かに部屋を立ち去る浩一を、楓が慌てて追った。

 

・・・

 

「ごめんね、兄がまた失礼なことを。

もう家族の縁なんか切りたい。」

 

深い意味はなく言ったようだったが、浩一はこれに強く反論した。

 

「簡単に言うなよ。会いたくても家族に会えない、ずっと1人、誰にも頼れないことがどんなことか分かるか?」

 

驚く楓に、浩一は冷静さを取り戻して謝る。

 

「ごめん、実は妹が居たんだ。たった5歳で死んじゃったけど可愛かった。

 

だから隆さんの気持ち、分かる気がするんだ。隆さんのことを、あまり悪く言わないでほしい。大丈夫、時間かけて信頼してもらうから。」

 

思いやりのあふれた言葉に、楓は安心したようだ。

「ありがとう。」

 

・・・

2人は小高い丘の上に来た。

街が見渡せるベンチは、夕暮れ時くつろぐには最高の雰囲気だ。

 

「ちょっと寒いね。」

浩一は自分のコートを楓にかけた。

 

楓は微笑みながら、自分のマフラーを半分浩一にかけて言った。

「ちょっとだけね。」

 

・・・

三輪の件では疑惑をぬぐえなかった隆。

しかし、まだ納得してない様子だ。

「一之瀬、千葉陽一とどんな関係が?」

 

今回の件は、興三にも報告がいったようだ。

 

「そうか、三輪もか・・・。いざとなったら、隆に汚れ仕事をさせるわけにはいかない。30年前の事は、私が終わらせんとな。」

 

疑惑が膨らんでいく隆はある場所を訪ねていた。

会っていた相手は五十嵐。浩一を刺した男だった。

〈第3話あらすじ後編 終了〉 

 

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